「ナベサダ」とセネガルの「ニュン」の共演
六本木の「荒野」に響くサックスとドラムの音楽
本日野外ステージ「六本木ヒルズアリーナ」で、渡辺貞夫とセネガルのグループ「ニュン」(Njun)による無料(!)ライブコンサートが開催された。世界のナベサダは73歳という年齢を感じさせないエネルギッシュで円熟したプレイで、休憩なしの2時間のライブがあっという間に過ぎていった。
特に感動的だったのは、ナベサダ自身が解説を加えた曲。74年にタンザニアの奥地に行った時に川辺で出会った一人ぼっちの少女が口ずさんでいたメロディーに基づいて作られたもので、少女によると両親を失った哀しみを歌った曲で、当時はその土地ではよく知られていたメロディーとのこと。それが10年後に同じ場所に行く機会があって住民たちにそのメロディーを演奏して聞かせたところ、もう誰も知らなかったので、それを自分で曲にしておいてよかった、という解説であった。曲名はよく聞き取れなかったが、「バガボヨ」といったような響きの曲。
いずれにしても、ナベサダが心からアフリカの音楽に傾倒し楽しんでいることが聴く者にストレートに伝わってきて、誰もが心からエンジョイした2時間であった。
私としてはナベサダのアドリブになつかしいジャズのフレーズが出てくるのを楽しんだり、またアフリカ的なリズムとビートを聞きながら以前読んでこのブログでも取り上げた「歌うネアンデルタール」(http://glocom.seesaa.net/article/21287093.html)の内容を思い出して、これがアフリカの大地ではさまざまな意味を持ってあらゆる生命とコミュニケートしているのではないかと想像したりして至福の時を過ごすことができた。
開演1時間前にできた長蛇の列 アリーナ横の電光掲示板


