2006年09月26日

ケベック発の芸術を概観する著書

「ケベック発パフォーミングアーツ未来形」
安田敬(監修)、西田留美可、西元まり、藤本紀子、広戸優子
☆☆☆☆(80点)
数年前(2003年)に発行された本であるが、ケベック発のほぼすべてのパフォーミング・アートの分野で日本との接点のあるものについて実に包括的に調べて概観している著書。具体的には、ダンス、演劇、映画、音楽サーカス、マルチディシプリナリーアートといった分野を取り上げている。
例えば、音楽については、ケベック・ポップスやロックはもちろんのこと、伝説のモントリオール国際ジャズフェルティバルについての部分で、オスカー・ピーターソン賞受賞の女性ジャズピアニスト・ロレーヌ・デマレとのインタビューや(日本の秋吉敏子がオスカー・ピーターソンの目に止まって、バークリー音楽院に留学したところから戦後の日本のジャズミュージシャンの活躍の歴史が始まったことはよく知られている)、私の好きなイージーリスニングの真髄・アンドレ・ギャニオンの音楽についてもカバーしている。
芸術面で日本とケベックの関係が思ったよりもずっと深く広いことを教えてくれる啓蒙的な著作といえる。
この本について:
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31164020
本の目次:
http://www.sangensha.co.jp/allbooks/index/119.htm
posted by グローネコ at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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